MySpace、Facebook、Googleが続けざまに、ユーザのプロフィール情報を外部で利用できる仕組みを発表しています。
CNET:グーグル、「Friend Connect」を発表--ウェブサイトにソーシャル機能を追加可能に
CNET:「データポータビリティ」の行方--グーグル、Facebook、マイスペースの施策を探る
昨年、GoogleはOpen Social APIやSocial Graph APIを公開しており、これとの関係や、それぞれ三者の違いなどについて、少々混乱したので調べた範囲でここに整理してみます。
(Social GraphやOpen Social APIについては、「Googleがオープンなソーシャルグラフを目指すようです」や「GoogleのOpenSocial」。ただし、この段階では混乱しているところがあります。)
ベンダ | サービス名 | サービス概要 | データ保管場所 | 利用場所 |
Social Graph API | 自分のブログやプロフィールがどことつながっているか(リンクされているか)などを、XFNやFOAFといった(今後標準となるかもしれない)情報をもとに取得する | GoogleおよびXFN/FOAF保管サイト | 対応Webアプリケーション | |
Open Social API | 各SNSが保持するプロフィール情報を参照更新?する | 各SNSサイト | 各SNS内 | |
MySpace | Data Availability | MySpaceのプロフィール情報をパートナーサイトから参照更新?する | MySpaceが保持 | パートナーサイト |
Facebook Connect | Facebookのプロフィール情報をサードパーティサイトから参照更新?する | Facebookが保持 | サードパーティサイト | |
Friend Connect | FacebookやGoogle Talk、Hi5などのプロフィール情報を参照更新?する | 各SNSサイトが保持 | サードパーティサイト |
というわけで、それぞれで微妙にサービス内容が異なるようです。
とくに、2008年2月に発表されたSocial Graph APIと、2008年5月に続けざまに発表されたプロフィール交換APIは似ているけれども根本的に違うものです(GoogleのFriend ConnectはSocial Graph APIを使っていません)。
また、プロフィール交換APIも、主にどこにプロフィール情報を保持するのか、どこで利用できるのかといった観点でそれぞれ違いがあるようです。
いずれにせよ、Social Graph APIおよびOpen Social API以外はまだリリースされていません。
(もしかすると勘違いしているところがあるかもしれません)
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