最近いくつかブログやSNS関連で裁判沙汰があったので概要を列記します。
まずは、日本で、ブログに書いた内容についてオリコン社が損害賠償を求めた裁判で、東京地裁で賠償判決が出ました。内容についてはリンク先。
ITPro:ブログのリスク
訴えられたのはジャーナリストで、実名でブログを書いていた人です。
"実名"にはこういうデメリットがあることは事実です。何かについて否定的に書く場合には注意が必要です。
もっとも訴えられたのはジャーナリストでそういうリスクを承知してのプロとして書いたのだと思いますが(実際の内容も読んでないのでよくわかりませんが)。
また、もしジャーナリストではなかった場合、オリコンは訴訟までは起こさず、判決もまた違ったものになったかもしれません。まずは注意や反論ができるはずですので。
次に、海外でFacebookやGoogleが利用者情報を提供して逮捕となった事例が紹介されています。
TechCrunch:悪事停止ボタン押す:Googleがインド人男性逮捕に協力。
これをもってGoogleを批判する向きもありますが、個人的にはまっとうな対応だと思います。ネットも実社会の一員である以上、自由を最大限に尊重するとしても法律や慣習には従う必要があります。
アメリカでは、SNSを通じて犯罪被害にあった人がSNSを訴えていましたが、これは却下されました。
CNET:「オフラインでの性的暴行の責任はMySpaceに問えない」--米で裁定
明らかにSNSがほう助していれば問題ですが、そうではない場合は罪を問えないという判決です。
2008年5月21日水曜日
ブログやSNSでの法律沙汰
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