2008年5月15日木曜日

反省と確信と

TEch-ON:谷島宣之の「虚實の谷間に花が咲く」:俳優の心得、記者の心得、そして技術者の心得

山口瞳氏が紹介した歌舞伎役者中村翫右衛門の「演技心覚え」は技術者や記者に対しても言えるのではないか?という記事です。なるほどと思わせる心覚えになっています。引用します。

一、俳優は、いつでもこれでよいという満足を感じずに一生を過ごすものだ。
一、批評は大切なものだが、善悪を見極めずにあまりに批評に動かされては自分を見失うことになる。
一、俳優はいつまでも若く、感激性を保持せねばならない。でないと舞台の感激・役の感激にひたれず、合理主義的演技に陥ってしまう。
一、俳優は絶対の確信と、限りない反省と、この裏表を絶えず忘れてはならない。
一、巧くやろうと思うな、唯全力をつくせ。
一、人の真似をするな、拙くとも自ら創り出せ。
一、行詰まれ、打破れ!行詰まれ!!そして打破れ。
一、昨日よくできても昨日のように演ろうと思うな、今日は今日の気もちで演れ。
一、稽古中は臆病に、舞台に出たら自信をもて。
一、早く言う時は、心もちゆっくりしゃべれ。
一、修業はこれからだ。

どんな分野でもあてはまりそうですね。

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