2006年12月21日木曜日

アメリカ人記者による日本のIT業界の問題点指摘記事

以前、「ものづくりの知恵をITに」というエントリで、ThinkITの連載記事を紹介しました。現時点で、5回ほど続いています。いずれも非常に興味深い内容ですので、興味のある方はぜひ。

ここが変だよ!日本のIT
第1回 ものづくり現場の知恵を活かし、ITプロジェクトを改革せよ
第2回 なぜ日本のIT業界ではスーパーSEを育てられないのか
第3回 ITの効果を享受するためにSI・ベンダーの使い方を変えろ!
第4回 間違った「顧客至上主義」が蔓延!ユーザと情報システムの関係を見直せ!
第5回 情報の非対称性を踏まえてIT調達プロセスを見直せ

基本的には、アメリカの良い例と日本の典型的な例を比べて問題を指摘しています。
アメリカにも失敗事例はあるだろうし、日本にもうまくいった例はあると思いますが、そういうことを踏まえたうえでもなかなか的確な指摘がされていると思います。的確であるがゆえに、根本的で根が深く、この問題を日本で解決していくのには時間がかかりそうです。

また、アメリカのやり方をそっくりそのまま持ってきてもうまくいかないということもあるでしょう。
でも、元はといえば、アメリカでも80年代に日本の製造業のやり方を学んで積極的にソフトウェア産業に取り入れていったのでした。その過程で、アメリカ流にカスタマイズされているものもあるでしょう。
その逆流に今取り組むべきなのかもしれません。

まずは、90年代を通じて企業のあり方が大きく変わると同時に、企業のITも大きくパラダイムシフトしてしまったという認識をもつことが重要でしょう。
具体的には、

* ITが定型業務ツールだけではなく知的作業ツールとしても積極的に活用されるようになった(企業内での情報の使い方流れ方が変わった)
* コンシューマライゼーションが起きた(「コンシューマライゼーション(消費者先導型IT)」)

といった点が指摘できると思います。

それにあわせて、今までどおりのITシステムの作り方ではうまくいかなくなってきているのです。
その具体的な問題の指摘が上に紹介したリンク先記事に整理されていると考えています。


話和は少し変わって、「ITPro:プロジェクトマネジメントは先達に学ぶべき?」という記事を読むと、ITの現場のPMの方々も、製造業のプロジェクト・マネジメントに学ぶ必要があると考えているようです。
こうした問題意識によって、今後ITもうまく変わっていけるでしょうか。

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