2006年12月21日木曜日

結果としての美しさ

404 Not Found:美しいプログラムの美しくないソース

シンプルなプログラムが美しいという記事を受けて、小飼弾さんが半分賛同しながらも、シンプルなインタフェースを用意するために内部のソースは複雑になってしまうこともあり、それでもインタフェースがシンプルだったら美しいと思う、という趣旨を述べられています。

シンプルなものが美しいというのはあたっていると思いますが(もちろん、シンプルだけが美しさではないですが)、そのシンプルさの背後にはたくさんの思考や試行が隠れいてるものだとは思います。

美術作品であっても、何重にも絵の具が塗り重ねられていたり、別の絵の上に描かれていたり、そうでなくてもたくさんのデッサン(習作)を経ての作品になります。
線しか描かれていない現代美術であっても、たくさんの複雑極まりない思考の末に現れてきているものです。

そういう意味でも、シンプルで美しいものは、その背後に複雑なものが隠されているというのはそのとおりだと思います。

美しさは結果であって、過程はそのかぎりではありません。

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