2006年12月27日水曜日

Creative Commonsに動き:理事長の禅譲と今後の方向

ちょっと間があいてしまいました。
この間、ダイエットを開始しました。どうでもいいですね。

前回のエントリ(「新聞社がサイト記事に対してCreative Commonsを採用」)とも関連して。


ITmedia:Creative Commonsに新理事長が就任、レッシグ氏はCEOとして続投

Creative Commonsに大きな動きがありました。
Creative Commons創設者のレッシング氏がより動きやすいように、理事長の座を伊藤穣一氏に禅譲したそうです。

Creative Commonsは今後、

* Creative Commons関連のツールを公開しているccLabsの拡充
* 指定したライセンスを越えての利用に対して営利的な権利を主張できる仕組みの整備
* Creative Commons Version 3の整備

などなどに取り組んでいくそうです。

さらには、Code v2も出版されたようです(『CODE』の改訂版)

Creative Commonsが完璧かと言うとそうではないのでしょうが、少なくともCreative Commonsは、デジタルコンテンツに対するライセンスに関して、現在実際に運用されているもののなかでもっともデジタル世界に適したものの1つであり、かつ対象範囲がもっとも幅広いものの1つでもあります。

営利的権利の主張(経済的対価の取得)についてはまだまだいろんなやり方が開発されていくと思いますが、コンテンツに対する著作権の主張については、 Creative Commonsのようなものが定着していけば、デジタル世界はより使いやすく便利なものへと進化していきそうです。

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