CNET:レディオヘッドに続くメタリカ--インターネットの積極利用を示唆
P2Pに反対してきたメタリカが、自曲の配信にインターネットの利用を考えているようです。
時機が熟してきたということでしょうか。
たしかに、CDで販売したものをNapsterで個人が勝手に交換するのと、バンド自身が配信する(そしてそれを交換する)のでは、やってることは同じことでも意味は違うかもしれません。
そもそも歴史を遡れば、レコードが出てきたときに、今まで音楽を聴くにはコンサートに行くしかなかったため(ラジオもありましたが)、音楽業界はコンサートが儲からなくなる、コンサートの意味が無くなると反対したのでした。
でも、結果としてレコード(とそれに続く記録メディアでの販売)で音楽業界は大儲けしています。
最近起こっている音楽のネット配信の結果として、記録メディアが売れなくなり、逆にコンサート(ライブ)の価値は相対的にあがってきているのだとすれば、レコードが登場したときに起きたのと逆の流れが起こっていると言えるのかもしれません。
共通しているのは、技術の革新によりユーザに便利になってきているということです。
遅い早いや紆余曲折はあるにせよ、圧倒的多数であり、価値があると認めればお金を出すユーザのメリットとなる方向に進んでいくという時代の流れは確実なものとしてあるように思います。
数十年や百年経てば、いろんな大きい変化も起こりえます。変化後の環境でいかに新しいビジネスモデルを作れるかが重要なのでしょう。
2008年4月29日火曜日
音楽配信の流れ(メタリカも態度変更)
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