IBMが、OA用マシンにMacを使うという社内パイロットを開始したというニュースがありました。
RoughlyDraftedMagazine:IBM Launches Pilot Program for Migrating to Macs
社内には、Mac@IBMというイントラサイトもあり、社内アプリもMac対応されていっているようです。
また、IBM広報もそれを認めています。
MacObserver:IBM Confirms Internal Mac (and Linux) Migration Project
他方で、IBM内には、LinuxをOA用マシンのOSに採用するというプロジェクトもあるといいます。
すでに報じられているように、Lotus SymphonyというOpenOfficeベースのOfficeソフトもリリースしており、社内でMS Officeの置き換えもありうるかもしれません。
もし、IBM社内でMS製品を採用しないとなると、かなりのコスト削減が見込めると思います。
IBM社員が全世界に30万人いるとして、Windows OSの年間使用ライセンス料もMS Officeのライセンス料もボリューム・ディスカウントされてそれぞれ5000円とすると(勝手な仮定です)、
30万 x 1万円 = 30億円
の年間コスト削減になります。なかなかバカにならない額です。
IBM以外でも、企業でのWindows Vistaへの移行はなかなか進んでいないというニュースもあり、Microsoftもそれに呼応するかのようにWindows 7を2010年にも出すというニュースも流れています。
Office製品のフォーマットの標準化も進んでいて(Microsoftも進めていますが)、OpenOfficeの品質もあがってきており、なにより Google Docsなどオンライン系のドキュメント機能が充実してきている中、MS OfficeやWindowsである必然性は薄れてきているのかもしれません。
他のグローバル企業もこうした流に乗っかったりするとなると、一気にMicrosoft離れも起こりえないとも言い切れないです。
何しろ、大企業であればあるほど、そうするだけでたいへんなコスト削減が実現できますから。
とはいえ、個人的にはMicrosoft製品も依然として優れた製品はたくさんあると思います。
2008年4月18日金曜日
企業のMS離れ?
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