ネット規制法には、ネット上でたくさんの反対が出ているようです。
ただ、こういう法案が出てくるのは、こういう法案に対する需要もまたあるからだと思います。反対している人たちとはまったく違う世界に住む人もまた日本国内に多数いるということなのだと思います(むしろ、そちらの方が多数派のように思います)。
「表現の自由」に反する違憲な法案だという意見もありますが、「表現の自由」もまたなんでもかんでも表現してよいということではなく、きちんと公共の精神に則ったものです。今までのメディアでも、なんでも表現できたわけではなく業界で自主規制をひいてきています。
逆に言うと、(権力に対する)「表現の自由」をきちんと実現するためにも、今回のような警察がからんでいるような法案ではなくて、インターネットという新しいメディアでの表現のルールを自らで整備する必要があると思います。
業界での自主規制という話を書きましたが、携帯業界ではその取り組みが進みつつあるようです。
CNet:青少年のネット規制法、「目的は正当でも手段が大まかすぎる」--東大教授が苦言
ここで長谷部恭男さんが指摘するように、どうしてネット業界だけ法律化されるのか?放送や出版にも同じルールを適用すべきでないか?という観点での反対をもっとすべきではないでしょうか?そして、ネット業界も自主規制を検討すべきでしょう。
池田信夫blog:ネット規制とムーアの法則
でも、警察官僚が作成したような今回の法案ではなく、インターネット業界で対案を出すべきだとされています。むしろ、こうしたフィルタリングの需要はビジネスチャンスだ、と。
2008年4月10日木曜日
ネット"自主"規制の必要性
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