2008年4月29日火曜日

O'Reilly氏による現状認識と今後の目標

ちょっと前の記事ですが、Tim O'Reillyさんが、Web2.0 Expoで講演しています。

ITPro:【Web 2.0 Expo】「ユーザーの知恵で企業を変えるのがEnterprise 2.0」とO'Reilly氏
ITPro:【Web 2.0 Expo】Web 2.0の父が示した「今そこにある3つの変革」
CNET:ティム・オライリー氏:「われわれはコンピューティングのスープに浸っている」

O'Reillyさんが指摘するWeb 2.0がもたらした3つの変化は次の通り。

* インターネットがグローバル・プラットフォームになり,あらゆるデバイスが繋がるようになった
* 集合知(Collective Intelligence)が,世界や企業をより賢明にした
* コンピュータ産業のルールを変え,ソフトウエアではなくデータこそが重要だと明らかにした


また、今まさに始まりつつある3つの変化としては、

* Web 2.0の企業への浸透
* クラウド・コンピューティングの普及
* モバイルによるWeb 2.0


さらには、より高い目標として、

逆説的なのは、オープンで権力が分散化されたネットワークの上に構築されたアプリケーションによって新しい権力の集中(Google、Facebook、 Amazonなど)が生まれようとしていることであるとO'Reilly氏は指摘した。また、強大な権力と勢力が少数の企業に集中するという有害な効果を少なくするために、相互運用性のレイヤを組み込むことを提唱した。

集合知でWebを変えたように,これから世界を変える,政治を変えることを考える時期に来た

政府が市民に迅速に対応できるようにするとか、インターネットを基盤にした取り組みによって世界的な免疫システムを構築するといった大きな目標を持つように

ということが指摘されています。

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