自分はまだまだHMVなど大手輸入CDショップにCDを買いにいったりしているのですが、iTunesのブレーク以降確実にオンラインでの音楽購入が普及しているようですね。
音楽はTSUTAYAで借りるかiPodでダウンロードするか、というのが一般的になってきているのでしょうか?
しかも借りるとしてもDJなりレコードショップなりセレクトショップなりが編集したオムニバス盤か、オンラインで気に入ったものを一曲ずつダウンロードというように、かつてのアルバムの概念がなくなってきている気もします。
そんな中、タワーレコードとナップスター(Napster)が組んで定額聴き放題サービスを始めました。
使用感などについては、
タワレコが自宅にやってきた——「ナップスタージャパン」を試す
打倒iTunes Store? 聴き放題「ナップスター」の実力を検証
聴き放題対象曲数は150万曲と多いものの、どちらの記事でも邦楽の少なさが指摘されていました。なんでもオリコンチャートに出ている曲があまりないんだとか。
あとは、対応ポータブルプレイヤー数が少ないということも。
実は自分もナップスターサービスを使ってみました。
結論から言うと、さっそく解約しています。一週間の無料お試し期間中に。
個人的な感想を。
■自分の好きな曲が少ない
先の記事に書かれているとおり、曲のラインナップはタワーレコードが強いところがメインです。
実際、タワーレコードはかなりロック偏重です。記事では邦楽のヒット曲が少ないとありましたが、それだけではなく洋楽でもテクノやハウスなどは(そここそ自分が好きな分野)タワーレコードはすごく弱いし少ないです。それがナップスターでも如実に出ていました。
(FatBoy Slimとか超有名どころもなかった)
■聴きたい曲は有料
ロックでも、レッチリの新譜など自分が聴きたい曲は有料でした。聴き放題では聴けません。
というわけで、自分が聴きたい曲があまりなかったので即解約してしまいました。
でも、洋楽ロック好きにはとてもよいサービスかもしれません。
音楽配信には別のモデルもあります。
Amie Street、革新的な音楽モデルがついにベータ公開
AmiStreetでは、需要によって曲の値段が決まる仕組みだそうです。
音楽のオンライン配信は確実に一歩を踏み出している感はありますね(もうとっくに!という指摘もあるかもしれませんが)。それによって若者の音楽の聴き方も変わってきている。
ただし、配信の仕組みについてもまだもう少し右往左往がありそうです。
著作権と著作物に対する経済的対価でも書きましたが、ポイントは、
・DRMをつけるかつけないか
・課金は何に対して行うか
DRMをつけるとして
・コピー回数か
・コピー場所か
課金は
・曲に対してか
・著作権に対してか(著作権料)
・定額か
・需要に対してか
・寄付方式か
などなど。
利用者が何を受け入れ、コンテンツ提供者がどう利益を得るか、そのバランスが今模索されていると言えます。
ちなみに、お役所ももめています。
総務省のコンテンツ流通促進検討会,私的複製の現状を議論
コピーワンスは見直しか堅持か,総務省の姿勢はっきりせず議論長期化も
お役所は各業界の言い分の調整をしているだけなので、コピー規制を緩めて機械を売りたい家電業界とコピー規制を維持したい放送等コンテンツ業界の言い分が真っ向対立したまま平行となっているようです。
2006年10月23日月曜日
ナップスター:定額聴き放題サービス
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