『映画監督って何だ!』
という映画が11月に公開されます。
http://www.dgj.or.jp/modules/contents2/index.php?id=1
それにも出演している黒沢清監督が映画の著作権について語っています。
映画は「作品」、作者は「監督」。黒沢清、映画の著作権を語る
(今や、一部の外国人には日本のクロサワと言えば、黒澤明ではなく黒沢清といえるのでは?)
日本の法律において、映画の著作権は映画制作会社にあります。監督でも主演俳優でもありません。
映画の製作には関係者も多く全員を著作者とすることもできないため、一番資金を多く出している映画制作会社に著作権があることになっています。まあ、要するに過去の法律論争で企業の側に押し切られてきてるということです。その歴史の長さと根の深さにおいて青色発光ダイオードどころではありません。
詳しくは、
Wikipedia 映画の著作物
いまや日本の文化を代表するゲームの著作権についても、映画の著作権が適用されることもあるので、ゲームの著作権者はゲームソフト会社にあるのでは???すみません。ちょっと調べましたが正確にはわかりませんでした。もしかしたら、まだだれもゲーム制作者個人が著作権を主張したことがないからかもしれません。
ゲームと著作権については、
ゲームソフトと著作権
ゲームと著作権
ちなみに、ITのプログラムも、著作権保持者は企業の場合がほとんどですね(契約の中でうたわれていることがほとんどと思います)。以前に書いたものでも、企業が著作権法違反で個人を訴えていました。
もし、著作権が"表現"を守るものだとするならば、出資者が著作権者というのはどうもやっぱり変ですね。
著作権がプログラムに適用される歴史的経緯でも書いたように、プログラムを守るためには著作権ではなくそのための概念と法律を作ったほうがよいような気もします。たとえば、情報の所有権のようなものを。
2006年10月7日土曜日
映画の著作権
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