2006年11月6日月曜日

ネット社会(仮想社会)での調整の難しさ

忙しくてしばらく間があいてしまいました。やっぱりなかなか毎日続けるというのは大変ですね。

コピーライターであり、ほぼ日サイトを98年ごろから運営している糸井重里さんによる、Web2.0をはじめとする最近のWeb動向に対する意見です。

ディズニーランドにキティちゃんが入ろうとしたらどうする? 俺は止めるね
イトイさんに聞く「Web2.0」(その1)


イマっぽい現象をイマっぽい言葉で説明しても、“人体”とは合わないんです
イトイさんに聞く「Web2.0」(その2)


さすがなかなかおもしろい切り口で、Web2.0やITの渦中からはなかなか持てない発想ですね。
もっとも、何を言っているのかわからない(何も意味のあることを言っていない)と思う人もたくさんいるとは思いますが。

個人的には、たとえば、次のような指摘は、的を射ていると思います。


 このネット直接民主主義では、例えば「商品」の良い、悪いという話に関してはみんな割と健康にできるんです。

 商品への投票権はお金です。嫌だという人は買わないだけで、ほかの人が買うことまで邪魔するというところにはいかない。

 ところが、ご意見ものは違う。Aの意見が通ったら、Bの意見が通らないだけじゃなくて、Bは追放されるかもしれない。


ネット社会での調整の難しさですね。
適切な調停者がいなかったり、共通の目的を持たなかったり、共通のコミュニティ的基盤を持たない人同士の相対立する主張は、けっして交わることなく延々と続いていってしまいがちです。

"お金"という共通の指標があれば調整も可能ですが、意見の対立はえてして調整が難しい。

しかも、匿名をよいことに極論を好んだり、果し合い的泥沼を喜んで見る人もたくさんいます。
もうそうなったらどうしようもありません。

ほぼ日では、コメントやトラックバックはもちろん、掲示板機能さえ置いたことがないそうです。

やっぱり、意見の交換は、共通の目的なりコンテクストを持つ人同士でこそ可能なんでしょうね。

糸井さんはそのことを「肉体に近いところで考えないといけない」という表現をします。仮想の中ではなく、生身の肉体で、ということでしょう。
「ディズニーランドにキティーちゃんは入ってはいけない」と表現します。共通のコンテクストを持ったものでないと意見交換できないということなのでしょう。

たとえ、北朝鮮と日本の間でも、二国間の問題を解決する(日本は核問題と埒問題の解決、北朝鮮は経済制裁の解除)という共通の目的があれば議論は可能なんでしょう。
最後は、話が飛んでしまいましたが。

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