ブログネットワークについて書きましたが、そもそもブログの歴史を振り返っておくのもよいかもしれません。
ウェブログの歴史リンク集
にリンクがまとまっています。
ブログについては日本の特殊性が指摘されることも多いです。
断片部 - いつか作ります - ツールに見る日本のブログの歴史と特殊性
にもあるように、アメリカでのブログは、Webリンクとそれへのコメントというかたちで発展してきました。WebLog(ウェブログ)の由来でもあります。インターネットの世界における、情報発信、情報共有のためのメディアの1つのかたちでした。
一方で、日本では日記サイトが発展していたところに黒船としてブログが到来し、一気に移り変わっていったという歴史があります。
ところで、日本の文学の歴史では、海外と比べての特殊性として、私小説と呼ばれるジャンルが大きなものとしてあります。私小説は、自分のプライベートな生活を描いて公開するような小説です。
日本人は、自分のプライベートを告白することが好きなのでしょうか?どうでしょう?
少なくとも、20世紀の日本の私小説なるものと、21世紀の日本のブログ(日記サイト)に、なにか共通のものを感じてしまいます。
同じブログと言っても、アメリカでは実名で情報を共有するもの、日本では匿名でプライベートを公開するもの、というように、その使われ方の意識は違うということでしょうか。
もっとも、必ずしもそのように綺麗に分けられるわけではないことは言うまでもありませんが。
また、アメリカでは、MySpaceが日記機能を提供し、7000万人とも言われる会員数を集めています。
したがって、日記を公開したがるのはなにも日本人だけではない、ということは言えるかもしれません。
"ブログ"と呼ばれるメディアの使われ方の傾向の違いに過ぎないのかもしれません。
上のリンク集になかったものとして、次のようなものもありました。
日本のウェブログの歴史(詳細版)
2006年11月15日水曜日
ブログと日記サイト
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