2007年10月8日月曜日

大手ニュースサイトがソーシャルニュースサイトを買収

メディア パブ:米ビッグ3のニュースサイトMSNBC,ソーシャルサイトNewsvineを買収

大手ニュースサイトが、ユーザの投稿(投票)やコメントによって作られるソーシャルニュースサイトの1つを買収するようです。

この動きが他にも飛び火するようだと、大きな変化になっていくのではないでしょうか。

いわゆるジャーナリスト(記者)による記事というのはやっぱり価値のあるものです。その価値は、きちんとしたジャーナリズムの手法にのっとり客観性があるためだけでなく、他のメディアや意見に流されることなく孤高の記事を表現できることにもあります(原則的には)。

他方で、そうした記事の中立性を守ることの引き換えに、市民の意見等のフィードバックを直接受けたり双方向的に読者とコミュニケートしたりすることが難しいということもあります。

ソーシャルニュースサイトはそうした部分を補うのに適していると言えます。

なにより、"紙"や"放送"による情報配信の独占に基づくマス広告の利益を守れなくなってきている現状の中、なるべくアクセス数を増やす=アテンションを高めるためにそうしたアクセス数の多いソーシャルニュースサイトが活用できるという現実的判断があったのではないかと思います。

マスメディア媒体の独占とその中でのコンテンツ競争による利益から、より開かれたネット媒体の中でのコンテンツ競争による利益を考えていかなくてはいけなくなってきているのでしょう。
そのときに、プロのジャーナリストによるニュースサイトと、市民によるソーシャルニュースサイトの連携は相乗効果を生むよい協業に思えます。

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